【CBDは効果ない?】CBDの低評価や不安について徹底考察

疑問

CBDの正式名称は「カンナビジオール」。大麻草に含まれている「カンナビノイド」という有効成分のひとつです。

CBDは「ストレス緩和」「うつ病対策」「不眠症対策」に効果的に作用する、と言われています。ただ、研究段階の成分であるというのが実情であり、医薬品認定されいない製品がほとんどであるため効果を明確に謳うことはできません。

医師や研究者の間で注目されているCBDですが、「そもそも本当に効果があるの?」「安全なの?」などの疑念の声が多いのも事実。今回はCBDの効果や評価を確認するとともに、不安についても徹底考察していきます。

 

CBDは効果ない?

2021年7月現在、CBDの効果で科学的に裏付けが取られているのは、医薬品として認められている「抗てんかん薬のエピディオレックス」のみです。

CBDには緊張・不安の緩和、不眠症の改善、依存症の緩和、痙攣を抑え、アルツハイマー病などの神経変性疾患の治療、痛み・炎症の緩和、アトピー性皮膚炎やニキビなどの皮膚トラブルの改善、がんの症状・がん治療の副作用の軽減など様々な効果が期待されていますが、現状研究段階であり科学的に効果が証明されているわけではありません。合わせて、具体的にどの程度CBDを摂取すれば期待される効果が発現するかについても明確ではありません。リラックス効果やストレス発散効果などに個人差があるのはこのためであり、人によっては効果を実感することができず低評価に至ってしまうこともあるようです。一方でCBDについての研究が世界各国で盛んに進められているのは事実であり、前述の通りその可能性はは多岐に渡っています。合わせて医療用大麻の研究も世界各国で進んでおり、2021/6/1付で日本での医療用大麻解禁の見通しに関するニュースも報じられました()。

CBDは研究段階の成分であるため、科学的に実証されている効果が少ないのが現状ですが、その効果への期待の高さからCBDの潜在的なポテンシャルの高さが伺えます。一部の方はCBDによって実際に生活が改善したと声を上げており、例えばCheryl Halliburton(シェリル・ハリバートン)さん(27歳、女性)は原因不明で悩んでいた発疹がCBDリキッド(CBDオイル)の摂取によって改善したと報告しているようです()。実際に皮膚の炎症に対するCBDの効果に関する研究は行われており、効果が示唆されているとのことです。

THCとCBDは、皮膚の炎症を軽減させ〔131〕、またエンドカンナビノイド・システムは皮膚のアレルギー性の炎症と関連がありそうなことがわかっています〔132〕。

 

アイリーン・コニェツニー,ローレン・ウィルソン. CBDのすべて (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2316-2317). Kindle 版.

その他にもCBDの効果に関する報告等は様々ありますので思い当たる症状のある人は調べてみると良いかもしれません。本サイトでもCBDの効果についてわかりやすくまとめた記事「【初心者必見】CBDとは?効果や基礎知識について完全解説!」がありますので興味のある方はそちらもご覧いただければと思います。

 

ちなみにですが、日本では大麻取締法の影響で製薬メーカーは臨床研究目的のカンナビノイドの使用、及びカンナビノイドを使用した医薬品の製造を行うことができません。

科学的に効果が実証されているCBD製品、エピディオレックスも同様の理由で規制を受けていましたが、ドラベ症候群患者家族会、日本てんかん協会、一般社団法人 日本小児神経学会の厚生労働大臣への要望書の提出がきっかけで現在はエピディオレックスの治験利用が可能になっています。

 

CBDの低評価について

CBDはまだ認知度が低いこともあり、不安視する声もあります。低評価の意見についてまとめてみました。

それぞれ順番に解説していきます。

 

適量が分からない

摂取方法によって使用するCBDの量が変わってくるので、どれくらいを使用したらいいのかわかりにくいという声があるようです。また、適量には個人差があるため、その点も低評価の原因になっているようです。

どれくらい使ったらいいのかわからない場合には、少量から徐々に試してみる、メーカーや販売店に相談してみるなどをしてみてはいかがでしょうか。CBD製品を販売している店舗に出向いて、詳しい店員さんに相談しながら検討をしてみるのも不安の解消に役立つのでおすすめです。

 

どうやって選べばいいかわからない

CBDグミ、CBDオイル、CBDリキッドなど、CBD製品には様々な種類があります。「CBDオイルを試してみたい」と思っても濃度やフレーバーごとに各社さまざまな製品を販売しているため、初めてCBDに挑戦しようと考えている方は迷ってしまう傾向があるようです 。また、CBDは大麻由来の成分であり、THC含有のリスク(THCを含んでいるCBD製品は違法薬物として扱われます)などもあることから「どうやって選べばリスクの無い製品を選べるのだろう?」と悩んでしまうこともあるようです 。

 

不安な場合は、THCフリーの証明書のある製品を選ぶ、販売店に直接意見を聞いてみるなどを行い確認を徹底しましょう。メーカーに直接問い合わせてみるのもよいかもしれません。信頼出来るメーカーであれば真摯な対応を行ってくれるはずです。

 

価格が高い

CBD製品には様々な種類がありますが、一般的な目線で見ると少々高価に見えてしまいます。濃度容量にもよりますが、一番人気のCBDオイルは10,000円を超えるものも多いです。CBDリキッドも9,000円程度が一般的ですが、濃度、容量、スペクトラムによって70,000円を超えるものもあります。

CBDオイルには興味があるけれど、値段がネックになってなかなか手が出せないという人も多いようです。「興味はあるけど値段の高さが引っかかって購入に踏み切れない」という人は、低容量、低濃度のものを試しに購入して使用してみるということを行ってみると良いかもしれません。CBD濃度が低く容量が少ないものは比較的リーズナブルなものが多く初めての方にはおすすめです。

本サイトではコスト面の比較を行いやすいように「吸収効率を考慮したCBD単価(1mgあたりの価格)()」という独自の基準を定め、各製品ごとに算出を行っています。こちらの数字も参考にしつつ、自分が許容できる範囲のCBD製品を見つけてもらえれば幸いです。

 

保管方法が面倒

CBD製品は時間経過により劣化してしまう可能性があります。実際にCBDは空気、光(紫外線)、熱などの影響で劣化する性質を持っています。これらを回避するために保管方法に気を使わなければならないことが一部の方々の低評価につながっているようです。

といってもそこまで神経質になる必要はなく、一般的な食品などと同様に基本的には冷暗所(光が当たらず暑すぎない場所)で容器の蓋をしっかり締めて保管していれば全く問題ありません。エアコンなどをよく付ける部屋であれば小物入れの中などでも全く問題ありませんね。適切な保管を行えば少なくとも1年程度は品質を保てるのが一般的です。ちなみに、本記事の執筆時点で1,000件以上CBD製品のレビューに目を通していますが、保管に気を使っている方はごく少数です。そもそも、CBD製品を普通に使っていれば、ほとんどの人が劣化する前に使い切ってしまうことになると思います 。神経質になりすぎずに使用することが余計なストレスなくCBD製品と付き合うポイントです。

因みに、冷蔵庫などに保管すれば確実ですが、長期間冷蔵庫内に保管しているとCBDが結晶化してしまうこともあるようです。こうなると使用前に少し温めるなどが必要になる可能性があります。このような経験をすると扱いが面倒だと感じてしまうことにも少し納得出来ますね。

 

CBDに対する不安視

CBDは、精神安定やリラックスなどの目的で用いられることが多い天然化合物です。しかし、「大麻草」が関係していることもあり、不安視する意見もみうけられます。

それぞれ順番に解説してきます。

 

副作用はないのか

医療用として使用されるCBDには、副作用が出た場合に報告しなければならない義務があります。一方で、CBDオイル、CBDリキッドなどの市販されているCBD製品は食品に該当するため副作用の報告義務はありません。そのため「副作用がない」と言い切るには証拠が少なすぎるというのが原状です。

CBDを含む医薬品として認定されている「抗てんかん薬エピディオレックス」では以下のような副作用が報告されています。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 倦怠感
  • 強い眠気
  • 肝機能検査の異常

また、WHOの報告によると、他の薬剤の代謝を落とす酵素(チトクロムP450)の作用をに影響を与えることが判明しています。つまり、血中で服用している薬剤の濃度が上がり、副作用を発生させてしまう可能性があります。

いずれにせよ副作用については不明確な部分が多いのが現状ですが、一般的な人がリラックス感を感じる程度の服用量ではこれらの副作用を感じる人は少数である可能性が高いです。実際のCBD製品服用による効果の報告にはリラックスや快眠効果などポジティブなものが非常に多いためです。もしCBD製品の摂取により上記のような副作用の症状を感じた場合には使用を控えることをおすすめします。合わせて、薬を服用中の人はCBD製品の使用前に担当医師に相談することをおすすめします

 

違法成分ではないのか

CBDは違法成分ではないが、日本はCBD製品に対してある種の問題をかかえている、というのが現状です。

2021年7月現在、厚生労働省はCBD製品に対して合法とも違法とも言っておらず、法的にはっきりした答えを持っていません。現状の日本ではTHCが含まれていないCBD製品は販売できるが、販売されているCBD製品にTHCが含まれていることが発覚した際は直ちに回収を行うよう販売業者に指導しているという状況です。過去、実際にCBD製品からTHCが検出された際は、販売業者の摘発はなく回収の指導が行われただけでした()。

現在の日本でCBD製品の合法/違法を判断しているのは警察もしくは麻薬取締局となります。日本の法律上ではCBDは違法成分に該当しません。一方でTHCは違法成分として扱われています。つまり、販売されているCBD製品であってもTHCの含有が発覚すれば法律上違法薬物として扱われる、ということになります。ちなみに違法薬物の所持には懲役5年以下(営利:懲役7年以下+200万円以下の罰金)の罰則が課せられます。

日本で正規に販売されているCBD製品はTHCを含んでいないことが前提になるので基本的に違法なものではありませんしかし、過去THCが含まれているにも関わらず販売されているCBD製品が紛れていたことは事実です。私達消費者にとって大切なことは、リテラシーを持って信頼できるメーカーからTHCが含まれていないCBD製品を購入することです。メーカーによってはTHCフリーである証明書などを提示しています。不安な場合はメーカーに問い合わせる、販売店で詳しい店員さんに相談するなどを行い、納得した上でCBD製品を選ぶようにしましょう。

 

医薬品との併用は大丈夫なのか

CBD製品に限ったことではありませんが、医薬品と組み合わせにより相互作用によって思わぬ副作用を引き起こすことがあるので、注意が必要です医薬品の作用を強めてしまう可能性があるので、医薬品との相互作用を確認しないままCBDと併用を行うことは危険です。逆に、医薬品の作用を弱めてしまうこともあるので、薬の効果が薄れるということもあります。

薬を継続的に摂取している人がCBDを含む製品を摂取する場合は、必ず医師や薬剤師に相談してください摂取の際には同時に飲むことは避け、時間差を作って摂取するのがポイントです。

 

摂取を控えたほうがよい人はいるのか

以下の人は、CBDの摂取を控えましょう。

  • 食品アレルギーがある
  • 妊娠・授乳中である
  • パーキンソン病または血友病である

CBDは大麻由来の成分。大麻は植物なので植物にアレルギーがある人は重篤な症状が出る可能性があります。麻にはアーモンド、りんご、ナス、栗、グレープフルーツ、桃、トマトのタンパク質と似た成分が含まれています。そのため、これらの食品に対してアレルギーを持つ人は要注意です。

また、子供や胎児に影響を及ぼす可能性があるので、妊婦や授乳中の女性も摂取は控えましょう。

抗凝血作用があるCBDは、血液の凝固作用に異常が起こる「血友病」の人が摂取すると、症状が悪化する可能性があります。また、震えや筋肉の動きに異常が発生する可能性があるので、パーキンソン病の人もCBDの摂取は控えたほうが良いでしょう。

 

結局CBDってどうなの?

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CBDは違法な成分ではありませんが、違法成分と隣り合わせのものでもあります。

違法薬物に該当するCBD製品が紛れ込んで販売されている可能性も残念ながらゼロではありません。

また、CBDは医薬品ではないために、明確な効果が少ないのが現状です。

しかし、CBDには緊張・不安の緩和、不眠症の改善、依存症の緩和などの様々な効果が期待されており、世界中で研究が進められていることは事実です。

実際にCBD製品で生活が改善したとの報告も多数あります。

大切なのは、しっかりと製品を見極めて、用法・用量を守って摂取することです。

CBD製品を正しく使えば生活の質が向上する可能性は十分見込めるかと思います。

メーカーに確認を行う、信頼できる販売店で相談を行うなどに気をつけ、正しいCBD製品を入手するように心がけましょう。

 

まとめ

CBD

今回は、CBDの効果や違法性などについて紹介してきました。

効能をうたうことができるのは医薬品のみであり、現状販売されているCBD製品の殆どが食品に該当するため、明確な効果がほとんど報告されていない状況ですが、リラックス効果や睡眠の質の改善などポジティブな意見も多数あることは事実です。

ポジティブな面に焦点が当たることが多いCBD製品ですが、法的リスクも少なからずある製品ではあるので、選び方を間違えずに正しく購入・使用することを心がけましょう。

最後にこの記事の内容をあらためてまとめておきます。

 

この記事を読んでもっとCBDについて知りたいと思った人は「【初心者必見】CBDとは?効果や基礎知識について完全解説!」を参考にしてください!