CBD用語一覧

CBD用語一覧では関連する専門用語基礎知識を、一覧として分かりやすくまとめています。

分からない言葉があるときはぜひこちらで調べてみてください。

 

あ〜お

アイソレート

英語で「分離」「隔離」を意味する言葉。CBD製品においては、CBD以外の成分を除去しているCBD単体を指す言葉。

CBDだけを含むアイソレート(単離製剤)と呼ばれるもの。これは大麻草から抽出した成分を一度分離し結晶化した純粋なCBDを溶かして作られます。日本で流通している製品の大半はアイソレートですので、特に記載がないものはアイソレート製品と考えていいでしょう。

 

正高佑志. お医者さんがする大麻とCBDの話 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1807-1810). Kindle 版.

 

アントラージュ効果

同時に摂取することで

  • 特定の効果を発揮する
  • 個々の持つ効果が増長される

などの相乗効果が現れることを意味する言葉です。大麻、CBD製品などにおいても植物内の天然化合物が相互作用を起こし、これら化合物が単一で出せない強力な効果・効能を生み出すと言われています。

インディカ種

大麻の品種の大半を占める2つの主要な種類は、インディカ種(カンナビス・インディカ)とサティバ種(カンナビス・サティバ)とが広く知られています。

2つの種を比較すると、インディカ種は身体がとろけるまたは重くなるような作用があり、ストレスを和らげたり眠りを助ける効果があると言われています。それに対してサティバ種は主に精神に効き、創造性や分析力などに影響を与えると言われています。

エンドカンナビノイドシステム(ECS)

人の体に備わっている身体調節機能のこと。細胞同士のコミュニケーション活動を支えていると言われており、感じること・動作・反応・食欲・睡眠・不安のコントロール・認知・記憶・発達と老化など、基本的な生態系機能の恒常性(バランス・ホメオスターシス)を保つのに非常に大きな役割を果たしていると言われている。

エンドカンナビノイド・システム(ECS)とは、あなたの体全体のホメオスタシス(恒常性)の維持のために休まず働いている、ニューロン、神経経路、受容体、細胞、分子、酵素が形成する複雑なネットワークです。ホメオスタシスとは、体外の環境の変動にかかわらず体内の環境が一定に保たれることを言います。イタリアの学術研究会議生体分子研究所で研究部長を務めるヴィンチェンツォ・ディ・マルツォ博士によれば、私たちがどのように「リラックスし、食べ、眠り、忘れ、守る」かに影響を与える信号を伝えるECSは、生命の基本的なプロセスにとって必要不可欠です。別の言い方をすれば、ECSは体の主要な二つの機能を司っています。つまり、外部から肉体的・感情的・心理的なストレスを受けたときに体内のバランスを取り戻すと同時に、肉体的な快感、活力、健康状態を調整するのです。総合的には、ECSには体内のホメオスタシスを維持して病気や老化を防ぐ、という機能があります。

 

アイリーン・コニェツニー,ローレン・ウィルソン. CBDのすべて (Japanese Edition) (Kindle の位置No.784-793). Kindle 版.

エンドカンナビノイド欠乏症

エンドカンナビノイドシステム()の働きが外部からの強いストレス、老化などによって弱まること。エンドカンナビノイド欠乏症によりさまざまな疾患になる可能性があること事が明らかになってきました。

エンドカンナビノイド欠乏症は、二〇〇四年に初めてイーサン・ルッソ博士によって提唱された概念で、二〇一四年にはスティール・クラーク・スミスとマーク・S・ワグナーが研究論文を発表しています。その考え方はシンプルです。体が十分量のエンドカンナビノイドを産生しない、あるいはエンドカンナビノイドを適切に調節できないと、エンドカンナビノイド・システムが統括している一つあるいは複数の体機能に影響する疾病に罹りやすくなるのです。片頭痛を始めとするさまざまな自己免疫疾患、線維筋痛症、過敏性腸症候群などは、その根本原因にエンドカンナビノイド・システム欠乏症がある可能性があります。

アイリーン・コニェツニー,ローレン・ウィルソン. CBDのすべて (Japanese Edition) (Kindle の位置No.882-887). Kindle 版.

 

か〜こ

カンナビノイド

大麻に含まれる大麻特有の化学物質を総称して呼ぶ名称です。 

60種類を超える成分がカンナビノイドとして分けられていて、 カンナビジオール (CBD)、テトラヒドロカンナビノール (THC)、カンナビノール(CBN)、カンナビクロメン(CBC)、カンナビエルソイン(CBE)、カンナビゲロール(CBG)、カンナビディバリン(CBDV) などがあります。

その中でも 特にCBD、THC、CBNはカンナビノイドの三大主成分として知られています。

カンナビノール(CBN)

THCが古くなったり、酸化することで生成されるカンナビノイドの一種。大麻自体への含有率の低さからレアカンナビノイドとも言われます。CBDに比べると精神活性作用がある(THCの約1/10)と言われますが、日本での規制対象とはなっていません。抗炎症作用、抗けいれん作用、免疫抑制作用が等が期待されているそうです。

キック感

紙巻きタバコを吸ったときに喉に生じる刺激から得られる感覚のことです。たばこを吸ったという満足感の指標として使われる言葉で、吸いごたえやスロートキックと表現する人もいます。

吸収効率を考慮したCBD単価(1mgあたりの価格)

「CBD濃度が高くて値段が安い製品でも、CBD製品を摂取したあとのCBD吸収効率が悪かったら結果コスパ悪くね ?」という疑問にお答えするために考え出した、より実用的な視点からコストパフォーマンスを判断するための当サイトオリジナルの独自基準です。「吸収効率を考慮したCBD単価を(1mgあたりの価格)」を見ることでCBDリキッド、CBDオイルなど、CBD製品を跨いでコスパの比較を行うことができるようになります 。数値が低いほど理論上割安=理論上コスパが良いという意味です。

具体的にはCBD製品の1mgあたりの価格をその代表的な摂取方法の吸収効率(一般的に言われている理論最大値)で割った値です。より詳しく算出方法を知りたいとお考えの方は以下にわかりやすくまとめていますので参考にしてください!

【算出方法】

例えば10ml(濃度50%)で10000円のCBDリキッドがあったとします。この製品に含まれているCBDの量(ml換算)は10mlの50%なので、

10[ml] × 0.5 =  5[ml]

となります。各メーカー様のサイトを見る限り、CBDオイルにおいては1ml→1000mgで換算されているので、このCBDリキッドに含まれるCBDの量(mg換算)は

5[ml] × 1000[mg/ml] = 5000[mg]

となります。CBDリキッドの吸収効率は一般的に理論最大値で40%程度と言われていますので、この5000mgの内、実際にCBDとして体内で活用される理論最大量は

5000[mg] × 0.4 = 2000[mg]

となります。

つまり、このCBDリキッドは「体内で活用できるCBDを2000mgを含んだ10000円の製品」ということになります。

本サイトで定義している「吸収効率を考慮したCBD単価(1mgあたりの価格)」は「製品単価」(このリキッドで言う10000円)を「体内で実際に活用できるCBDの理論最大量」(ここで言う2000mg)で割った値です。

10000[円] ÷ 2000[mg] = 5[円/mg]

この「吸収効率を考慮したCBD単価(1mgあたりの価格)」はあくまでコストパフォーマンスを判断するために考え出した当サイトオリジナルの独自基準であり、決してCBD製品の良し悪しを決めるものではありません。CBD製品には用途によって様々な効果が期待されており、その可能性は多岐に渡ります。また効果の発現までの時間、効果の持続時間等も製品ごとに特徴があり、それぞれに適した使用方法があります。皆様がより自分にあったCBD製品に出会うための一つの指標としてご活用いただければ幸いです!

さ〜そ

サティバ種

大麻の品種の大半を占める2つの主要な種類は、インディカ種(カンナビス・インディカ)とサティバ種(カンナビス・サティバ)とが広く知られています。

2つの種を比較すると、インディカ種は身体がとろけるまたは重くなるような作用があり、ストレスを和らげたり眠りを助ける効果があると言われています。それに対してサティバ種は主に精神に効き、創造性や分析力などに影響を与えると言われています。

スペクトラム

(含まれるカンナビノイドの)範囲・領域を表す言葉です。フルスペクトラム()=全範囲、ブロードスペクトラム()=広範囲、を意味します。

た〜と

大麻草

大麻草はアサ属アサ科の植物で、医療や儀式路線で進化した品種です。ヘンプ()と混同されがちですが、遺伝子的・歴史的にも背景の異なる品種です。高い精神作用を起こすための品種改良を重ね、現在の医療や嗜好目的の大麻草が生まれました。

CannabisL.という学名を持つ植物には、いくつかの近縁種が含まれています。「ヘンプ」と「大麻草」はともに、亜種の一つであるCannabissativaに属します。ただしこの二つは進化の過程でかなり違うものになっています。一般に「(産業用)ヘンプ」と呼ばれるものは、通常はTHCが一パーセント未満で、実用的な用途がたくさんあります(「産業用」と言われる所以です)。

 

アイリーン・コニェツニー,ローレン・ウィルソン. CBDのすべて (Japanese Edition) (Kindle の位置No.334-338). Kindle 版.

MeChillでは、CBDの原料品種の特定ができないことから、あいまいな部分では便宜上「麻」「大麻」という表現を用いています。

超臨界二酸化炭素抽出法

CBDを抽出する方法の一つ。CO2(二酸化炭素)に圧力と温度を加え、気体と液体の中間である「流体」状態の超臨界流体にし、その中に大麻を入れることで大麻の持つテルペンなどの芳香成分と、CBDを始めとするカンナビノイド成分が流体に浸透して溶け出します。その後流体の圧力を元に戻して気化させると、芳香成分と有効成分だけが残ります。この仕組みでCBDを始めとする成分を抽出する方法を超臨界二酸化炭素抽出法と呼びます。超臨界二酸化炭素抽出法はCBDなど成分の低温抽出が可能で熱に弱い植物本来の栄養分や芳香を損なわず、抽出行程で薬品を使用しないので安全性が高いという特徴があります。

ティンクチャー

生薬やハーブの成分をエタノール、またはエタノールと精製水の混合液に浸して作られる液状の製剤のことで、チンキとも呼ばれています。要するに生薬やハーブをアルコールに漬けて、有効成分を抽出したものです。

テトラヒドロカンナビノール (THC)

カンナビノイドの一種。精神活性作用があることからマリファナの原料になっており、日本を含む多くの国で規制対象になっています。

テルペン

植物由来の精油に含まれている成分。簡単に言うと芳香成分に含まれている成分で、リラックス効果・ストレス解消効果などを誘発すると言われています。アロマテラピー等でリラックスできるのもテルペンの影響だと言われています。CBD製品にテルペンを配合させることでアントラージュ効果()を生み出すと言われています。

な〜の

は〜ほ

ファイトケミカル

第7の栄養素とされ近年注目を浴びている栄養素。ファイトケミカルはポリフェノール (アントシアニン・カテキンなど)、カロテノイド(リコピンやβカロテンなど)、テルペン(香り成分、リモネンなど)が広く知られていますが、自然界には数千種類もあることがわかっています。なかでもカンナビノイドは珍しい成分であり、大麻に特に多く含まれています。

フルスペクトラム

日本語に訳すと「全範囲」という意味です。CBD製品でフルスペクトラム、とは、CBDの他にも数多くの様々なカンナビノイドを含んでいる、ということになります。フルスペクトラムCBDは、数多くの様々なカンナビノイド同士が「アントラージュ効果()」という相乗効果を生み出すため、体感できる効果がより高い、という特徴があります。また、フルスペクトラムCBDは天然の大麻の成分をなるべく多く抽出しているため、大麻で得られる自然な感覚にかなり近い体感を得ることができると考えられます。尚、フルスペクトラムは「大麻から取れる全てのカンナビノイドを含んでいる」という意味であるため、フルスペクトラムCBD製品には本来はTHCも含まれています。しかし、日本ではTHCは違法であるため、フルスペクトラムCBD製品であってもTHCは含まれていません。そのため日本で言うフルスペクトラムは海外で言うブロードスペクトラムに近いものであり、海外でのフルスペクトラムとは意味が若干異なるのでご注意ください。

ブロードスペクトラム

日本語に訳すと「広範囲」という意味です。CBD製品でブロードスペクトラム、とは、CBDの他にも様々なカンナビノイドを含んでいる、ということになります。ブロードスペクトラムCBDは、様々なカンナビノイド同士が「アントラージュ効果()」という相乗効果を生み出すため、体感できる効果がより高いことが期待されます。より上位なものとしてフルスペクトラム()があります。

ヘンプ

ヘンプはアサ属アサ科の植物で、古くから衣服、ロープ、建築用資材などのマテリアルとして利用されてきた品種です。大麻草()と混同されがちですが、遺伝子的・歴史的にも背景の異なる品種です。2019年にアメリカで80年ぶりにヘンプ栽培が認められ、その有用性が再認識されています。

CannabisL.という学名を持つ植物には、いくつかの近縁種が含まれています。「ヘンプ」と「大麻草」はともに、亜種の一つであるCannabissativaに属します。ただしこの二つは進化の過程でかなり違うものになっています。一般に「(産業用)ヘンプ」と呼ばれるものは、通常はTHCが一パーセント未満で、実用的な用途がたくさんあります(「産業用」と言われる所以です)。

 

アイリーン・コニェツニー,ローレン・ウィルソン. CBDのすべて (Japanese Edition) (Kindle の位置No.334-338). Kindle 版.

MeChillでは、CBDの原料品種の特定ができないことから、あいまいな部分では便宜上「麻」「大麻」という表現を用いています。

ま〜も

や〜よ

ら〜ろ

わ〜ん