「スタートラインに立った」日本のCBD業界の今とこれからの新時代【特別座談会】

この記事の内容
  • CHILLAXY(CBDブランド) × Odisea(CBDエディブル) × GReEN STORE(CBDショップ) 各方面で国内随一の3社の代表が集う特別座談会!
  • CBD業界の現状や今後の可能性までを語る!
  • おまけトークあり!

 

突然ですが、みなさんは日本のCBDの現状にどのようなイメージを持っていますか?

「そもそもCBDって本当に流行ってるの?」「どんな人たちが使ってるの?」「国産CBD製品は本場のCBD製品と比べてどうなの?」など様々な疑問を持つ人が居るのではないかと思います。

興味はあるけど何だか不透明で不安に感じるCBDの世界。

今回はそんな疑問や不安、不透明なイメージを解消するため、日本のCBD業界で活躍する気鋭の3社「CHILLAXY」、「Odisea、「GReEN STOREの代表に集まっていただき、特別座談会を行いました!

日本のCBD業界にまつわるアレコレからCBDに対しての思い、CBD業界の今と今後の展望などについて、熱く赤裸々に語っていただきました!

 

CHILLAXY:2020年1月の設立以来、CBDリキッドをはじめとした多岐に渡る製品展開とその妥協なき品質で、着実にファンを増やしてきたブランド。

 

 

Odisea:世界的にも珍しい『CBDおからクッキー』を販売している。原料・製法にこだわり尽くした製品は業界でも評判の味。

 

 

GReEN STORE:1,000円でCBDが試し放題のCBDテイスティングショップ 。店舗の広さはCBD専門店としては国内最大で、商品ラインナップは100点以上。

 

 

独自の進化を遂げる日本のCBD業界

──日本のCBD業界にどのような印象を感じていますか? 海外との比較含めてお話を聞かせてください。

CHILLAXY まず、海外ではCBDの普及が進んでいて、より安価で手に入りやすくなってきていますよね。また、CBDだけではなく他の成分も新しく発見されてきていて、海外の市場はますます盛り上がりを見せていると思います。

一方で、日本のCBDの値段は高く法律も海外と違うので、事業を始めた頃は「海外からは無視されている」と感じるようなできごともありました。笑

GReEN STORE(以下、GReEN) なるほど、そういう意味ではうちも同じようなことを感じた経験がありました。オープン当初は自分から海外メーカーに製品取り扱いの話をしていたんですが、「入れる気はない」「日本の法律は複雑だから今は様子を見ておく」と言って断られてたんですよね。笑

でも、最近は少しずつ海外の会社からオファーがくるようになってきましたね。そう考えると、海外から見ても日本の市場の魅力が上がっていると感じます。

CHILLAXY うちも最近は海外との話で今までと違う感触を感じていますよ!以前は日本の市場が小さくて無視されていた話が進んできているので、『日本もようやくスタートラインに立てた』という実感を持っています。

Odisea 確かにそうかもしれないですね!CBDおからクッキーも海外の方から良い評判をいただくことがありますから。世界的にも珍しい製品なので興味を持っていただいたり、実際に食べていただくと「本場アメリカでも絶対売れる」という話をいただいたりします。『日本のCBD製品も海外に通用する』という可能性の一端は感じています。

CHILLAXY 日本人って職人気質がありますからね!Odiseaさんもそうですが、本当にこだわった製品づくりをしているCBD業界の方が多いので、魅力的な製品は多いと思います。

 

──CBD製品の話が出たので、日本のCBD製品の特徴を教えていただけますか?

Odisea 日本で販売されるCBD製品にはTHCが検出されてはいけません。なので、規制が緩やかな海外と比べると、バリエーション、クオリティーともに違ったものになりますね!

CHILLAXY そうですね!あとは、製品で言うとCBDハーブ(CBDの手巻きタバコのこと)は日本独自じゃないですか?

日本のCBD業界は由来原料の大麻が禁止されているからこそ、使用感で本物を求めてCBDハーブの需要が出てきます。海外の合法な国だったら普通に買えばいい話なので、そもそもの需要が存在しないです。笑

GReEN 今日ちょうどCBDハーブの練習しました!いろんなハーブを混ぜてどの組み合わせが良いか実験してます。笑

CHILLAXY あとはCBN()も日本独自だと思います!海外ではCBDは健康目的が定着していて、CBNも睡眠補助的な立ち位置で、CBNをTHCの代理という形では求めていません。CBNをTHCの代案として使うのは、大麻が禁止されている日本のCBD業界ならではの需要だと思いますね。

GReEN うちも最近CBNの問い合わせを受けたりしますよ。非合法だからこそより本物感を味わいたいというのは、確かに日本ならではかも知れません!

 

認知や普及が広がるCBD

──日本国内のCBDの認知度や普及についてはどうでしょうか?

CHILLAXY 当社が事業を本格的にスタートした去年と比べると、CBDは使われてきていて認知度も上がったと感じますね!

日本は特にインターネット上での知名度が増していると思います。アメリカもそうですが、CBDはインターネット広告が打てない業界です。その中でもここまで浸透しているのは、それなりに消費者がメリットを感じてSNS等で情報が広がっている結果だと思います。

Odisea 情報の広がりにともなって、エディブルのCBDも増えてきた印象はありますね。キャンディー、クッキー、チョコレート、ナッツなど、意外なもので言うと『そば』も出ています。

また、HEMPcafe Tokyoの宮内さんがCBDを使ったヴィーガン料理のレシピ本を出版して注目を集めていていますし、日常に気軽にCBDを取り入れられる環境ができてきていると思いますよ!

GReEN 店舗やってる感覚でいうと、今年の5月くらいから特にCBDが普及したような感覚があるんですよ。沢山のお客さんに来ていただけるようになったし、お客さんの幅も広がってきたと思います。

最初はヒップホップやってそうな若い子たちが多かったんですけどね。笑
今は、40代以降の人や女性など、様々なお客さんがいらっしゃいます。

Odisea 今回の会場もGReEN STOREを特別に貸していただいていますが、入りやすい雰囲気ですもんね!女性一人でも安心して来られそうです。

GReEN ありがとうございます。おかげさまで、女性一人で来店される方も最近は多いです。男性は2〜3人で来店されることが多いんですが、女性はシビアな悩みを持って来店されるので。

とはいえ、まだ文化的な背景からCBDに興味を持つ20〜30歳の男性のお客さんが多い印象です。

 

──女性のCBDに対する印象ってここ最近で変化してきていますか?

Odisea 少し前までは大麻由来ということでネガティブな印象を持つ女性も多かったですね。私は会社の別事業で主婦層とよくお話するんですが、1〜2年前はCBDを知っている人は本当にいませんでした。

ですが、今はCBDの話をすると「使ってみたいです!」「サンプルください!」という積極的な声も聞くようになりました。雑誌やデパートで見たということで認知が広がった効果だと思います!

CHILLAXY 個人的には、「女性は買いたい商品がないだけかも知れないなー」と思っています。

GReEN 確かに化粧品類って少ないですもんね。

CHILLAXY そうなんですよ!日本にはまだ商品ラインナップの広いCBDブランドが少ないので、化粧品類はあまり市場に出ていないんですよね。

GReEN あとは、Odiseaさんの話にもあった、潜在的に興味を持っていて『お試し』で使ってみたいという人も多いんだと思います。そういう興味を持っている方にきちんと情報や商品が届く状況になれば、もっと女性も盛り上がってくるのかもしれないですね!

Odisea あと、化粧品類は肌との相性もあるのでいきなりはハードルが高いんですよね。

GReEN 『ドモホルンリンクル 無料お試しセット』的なのが必要かも知れませんね。笑

 

海外の大麻解禁の流れと日本のCBD業界の今後

──CBD業界って今後どのように盛り上がっていくと思いますか?海外では大麻解禁の流れもあるので、そのあたりの影響を受けつつ変わっていくんでしょうか?

GReEN もし解禁されるとしても先の話にはなるんでしょうけどね。部位規制が解除されれば可能性は広がっていくと思いますよ!

例えば、海外では大麻の葉っぱを樹脂で固めたインテリアとかあって、普通にかわいいんですよね。ライトとか良い感じで。
日本だと部位規制があるので入れられないですが、緩和されてライフスタイルに入ってくるようになれば、業界の可能性は広がっていくと思います!

Odisea 葉っぱを料理に乗せたりとかも良いかも知れませんね!

GReEN 使用罪の話題もあるので、難しい話なのかも知れませんが。

 

──そうなると、海外の流れの影響は受けず、お話いただいた日本独自の特徴が強くなっていくんですかね?

GReEN そうじゃないですかね?CBDハーブみたいな独自の文化が強くなっていくという感じで。

CHILLAXY まぁ、5〜10年のスパンで見ると変化はあると思いますよ!事業者が今まで置かれていたある種の厳しさは緩和されてくるかも知れませんし。

GReEN 例えばインターネット広告が掲載できないのは厳しいですよね。初めはみんなITの知識が無いからなってないのかと思ってましたけど、実際事業を始めると「えー、なんでできないの!?」とか思いましたよ。笑

CHILLAXY 今根付いている思想や文化との兼ね合いもあるので、徐々に変化していく感じになるでしょうけどね。

あと合法化の話で言うと、医療での必要性をどう考えるかいう視点もあると思います。アメリカでは実際に特許も取得されていますし。有効性が分かっていながら日本では使えないという矛盾に対して、どう折り合いをつけていくかという議論は出てくるんじゃないでしょうか?

Odisea CBD自体が禁止されている国と比べると日本もまだ規制が緩いという見解も聞くので、議論の方向性については注目かもしれませんね!

 

──CBDは誤解を生みやすい業界だと思いますが、どのように理解が進んでいくと思いますか?

CHILLAXY 先程も話しましたがCBDの認知は広がってきていますし、議論も盛んに行われています。そういう意味では自ずと理解は進んでいくと思います。

CBDは薬ではないので、自分たちも効果は謳っていませんし、メーカーの役割は品質やブランドの世界観を守っていくことだと考えていますね!

GReEN その考えは分かりますね!自分もお客さんから「効きますか?」と聞かれると「どっちかといえば効かないんじゃないですかー?」と答えてます。笑

個人差があるものなのでね。ここについては試してもらうしかない。

Odisea 由来原料の大麻が禁止されているからこその過度な期待感もありますし、実際試さないとですよね!

そして、そういう思いに対してメーカーが発言しても、ポジショントークに聞こえてしまうので。MeChillさんもそうですが、第三者の公平な目線での情報がもっと増えることも重要だと思っています!

GReEN あと、ドン・キホーテが広告塔になってくれている感がありますよね。笑

「ドン・キホーテのは試したことあります」っていう人も多いですよ!そこでキッカケを掴んだ人が来店して「こんな味もあるんだ!」っていう発見をしてくれるので、非常にありがたいです。

CHILLAXY なるほど!感覚的には去年より今年の方がCBDが広がっているので、情報が正しく広がっていくことを見据えて早めに準備進めます。笑

 

お客さんとのつながりを大切に、CBDを広めていく

──それぞれの会社の今の状況を教えてください。

GReEN 今はここを拠点として、CBD対面販売日本一のお店を確立するために日夜頑張っています。また、2階に新たなブースをオープン予定で、新規や常連のお客様にさらに楽しんでいただけるCBDリキッドのテイスティング空間を作ります。そのブースでは他ジャンルとCBDとの架け橋になるようなイベントも開催していきたいと考えています!

実際、もともとお客さんだった写真家やイラストレーターが個展をやりたいということで、7月に2階のブースを提供して個展を開催したんですよね。そうしたら、100名くらい集まっていただくことができて、新たなお客さんにCBDを知っていただくキッカケになりました。2階がオープンしたら、こういう機会も積極的に作っていこうと思っています。

CHILLAXY うちは店舗オープンに100%集中している状況です。CBDはインターネット広告が打てない業界だからこそ、店舗を持つことは重要だと考えています。

横浜市内に店舗を作っているところですが、CHILLAXYの世界観を出しつつ、パッと見ただけで「ここが良い!」と思ってもらえるような空間に作り込んでいっています。GReEN STOREさんと似ていますが、オープン後はラッパーやアーティスト、店舗とのコラボイベントも定期的に開催していきたいですね。

Odisea 私たちは店舗を持っていない分、『お客さんとの繋がり』を大切にするためにイベント出店を積極的に行っています。最近はイベントに出ると「CBDの商品を作りたい!」「どうやって作るの?」という質問をよくいただきます。うちは幸いにも製品を販売することができたので、そういった方たちに知識・経験を少しずつ伝えていきたいと考えていますね!

 

──これからのCBD業界とどのように関わっていきたいですか?

Odisea 先程の話と重なるんですが、うちは『お客さんとの繋がり』を大切にするためにイベント出店を大切にしていきたいですね。

ネット販売だけだとお客さんの存在がすごく遠く感じてしまうんですよね。その分、イベントに行って目の前で「おいしい」って言って食べてくださる姿を見るとすごく嬉しくて。この「おいしい」っていう体験を着実に広げていきたいと思っています!

GReEN うちは『売るスペシャリスト集団』として、これからのCBD業界を盛り上げていきたいと思っています!『GReENに持っていったらとりあえず売ってくれるぞー』って思ってもらえるくらいが理想です。笑

また、最近オンラインストアでは、『良質な睡眠』『仕事に集中』という用途に分けたキャッチコピーで、初めての方にも分かりやすいように工夫してます。CBD30%とか、OGクッシュとか言われても、最初は分からないじゃないですか?笑
こういった工夫を重ねつつ、ゆくゆくはAmazonやZOZOTOWNのような、巨大CBDプラットフォームを目指しています。

CHILLAXY 自分たちは、CHILLAXYの世界観をもとにライフスタイル提案をしていきたいです!

店舗で提供するドリンク・限定商品を起点にして、ゆくゆくはアパレルやお酒も販売してライフスタイル全体を提案できるブランドにしたいと思っています。

また、商品では、より本物に近いベイプを販売していく予定です。具体的に言うと、店舗が落ち着いたらブロードスペクトラムの50%程度のものをスタンダートとして展開していきたいですね!あとは、自分が使って良いと思うもの限定ですが、化粧品も販売したいです。

 

おまけトーク

CBD×アウトドア

GReEN 実は、ゴルフ場に隣接したいんですよね。僕ら。笑

Odisea GReENっていう名前もありますもんね!笑

GReEN ゴルフとCBDって絶対相性良いんですよ!この前フラッと来店されたお客さんが、ゴルフ中に使いたいっていうことで実はすごく遠方から来てくださっていて。そういう需要ってあると思うんですよね。何だったらゴルフ場の受付の横にブースを設けたいくらい。笑

CBDバームが虫刺されに効いたり、アウトドアとは相性良いと思います。キャンプとか、サウナとかも。

CHILLAXY サウナは激戦の予感ですけどね。笑

Odisea キャンプはこだわる人は本当にこだわるので、誰をターゲットにするかが難しそうですね!

GReEN キャンプで言うと、焚き火とCBDは相性良いと思ってます。笑

 

ブランディングの小話

CHILLAXY あと、アメリカのCookiesってブランドあるじゃないですか?あそこがライフスタイル提案のモデルケースだと思っていて。日本版のCookiesみたいな立ち位置になりたいんですよねー。笑

GReEN Cookiesはアパレルだけでも店があるくらいですからね!アメリカの一等地にお店出すくらい勢いもすごいですし。あそこは世界観の作り方がうまいです。

CHILLAXY 実はCookiesは創業者が元ラッパーなんですよね。ラップは全然売れてなかったけど、事業が急激にうまくいったという面白いパターンです。笑

Odisea へぇー、それは知らなかったですね!

CHILLAXY 日本だとアパレルブランドですが、WACKO MARIAは世界観の作り方がうまいですよね。舐達磨とのコラボも然り、自分たちの世界観をうまく世の中に出していってる。

GReEN 誰かを熱狂させるブランドにするには、パッと見て分かるような身に付けるアイテムが重要らしいですよ!Tシャツとかステッカーとかが良い例ですね。ハーレーダビッドソンやSupreme、THE NORTH FACEのようなアウトドアブランドはそのあたりがうまいです。

Odisea うちはイベント出店の時にお揃いのTシャツで行くんですが、やっぱり所属意識が湧きますもんね!

CHILLAXY 実は今日着てるTシャツは、うちから出す予定のアパレルの1つなんですよ!これは、早めに準備した方が良いかもしれないですね。笑

GReEN うちも、だからという訳ではないんですが、Tシャツやエコバッグなどグッズは増やしていってます!CBDだけじゃない『お客さんとの接点』を大切にしていきたいですね!

 

 

まとめ

今回はCHILLAXY(CBDブランド) × Odisea(CBDエディブル) × GReEN STORE(CBDショップ) の代表に集まっていただき特別座談会を実施しました。

日本のCBD業界の現状や今後について、より身近でリアルなお話を聞くことができました。

日本でのCBDについてのネガティブなイメージは未だ多いのが現状ですが、その状況もCBD業界で活躍されているの方々の地道な努力で少しづつ変わってきています。

この記事がきっかけでみなさんにとってCBDがより身近に感じてもらえれば幸いです。

そしてCBDを生活に取り入れることで皆さんの生活が少しでも豊かになればと思います。

 

最後に、この場をお借りして貴重な時間を割いて特別座談会に参加していただいたCHILLAXY、Odisea、 GReEN STOREの代表の方々に改めて感謝を申し上げたいと思います。

CHILLAXY、Odisea、 GReEN STOREの今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。

撮影協力:高木潤也
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